平成28年7月8日(金)に、山口大学・大学教育再生加速プログラム(YU-AP)FD・SDワークショップ『アクティブ・ラーニング授業開発ワークショップPart1 ―PBL授業設計のツボを学ぶ―』が、学内外から合計54名(学内24名(教職員23名、学生1名)、学外30名(教職員28名、学生2名))の参加者を集めて、本学吉田キャンパス総合図書館アカデミックフォレストにて開催された。本ワークショップは山口大学・大学教育再生加速プログラム(YU-AP)の一環として実施された。

 冒頭、福田 隆眞 山口大学理事・副学長(教育学生担当)より開会挨拶と趣旨説明があり、アクティブ・ラーニングの全学的取組の中で、PBL(Project-Based Learning)のニーズが高まっており、本ワークショップで得た成果を大いに活用して、さらなるアクティブ・ラーニングの推進と学生の多様な学びに資することへの期待感が述べられた。

 第一部では事例報告が行われた。まずは、山口大学大学教育機構学生支援センター 辻多聞 講師より、「PBL学習としての『おもしろプロジェクト』」と題して報告があり、正課外教育として20年の実績を積んでいる、『おもしろプロジェクト』の実践について紹介があった。学生発案型のPBL学習を通した教育効果と当該学生のモチベーション維持などについて言及があった。FDSD_PC1-2.jpg

 次に、同志社大学PBL推進支援センター長 山田和人 教授より、「同志社大学におけるPBL授業設計と学修評価」と題して、事例報告があった。同志社大学での取組は、当初、正課外教育として実施されていたが、文科省・現代GP事業の採択を得て、プロジェクト科目へと発展していった。プロジェクトテーマを企業・団体・個人から募集し、面接審査を経て採択されたテーマについては、当該申請者が科目担当者(嘱託講師として委嘱)として、科目代表者である本学専任教員と連携しながら、授業実践する。プロジェクト科目は、厳格な審査を経ることで、科目自体の質の確保を得ている。プロジェクト科目は教養科目として位置付けられ、学部や学年が異なる学生が一緒に学ぶ形態をとり、初対面の学生同士がチームワークを取りながら、成果物作成に取り組む。学修評価において、学生の自己評価・他者評価等を取り入れながら複数の評価指標を活かしている。同志社大学のプロジェクト科目の取組は、文科省のGP事業に三度採択されるなど、学内外での認知度を得て、継続的な実績を挙げている。プロジェクト科目運営費として1科目当たり30万円が支給されるなど、環境整備が充実している点が印象的である。

 第二部のグループワークセッションでは、同志社大学 山田 和人教授のファシリテーションにより、「PBL(Project-Based Learning)授業設計のツボを学ぶ -アイデア出しのメソッドを体感する-」と題してグループワークを行った。マンダラートシートを使用し、参加者個々人が各校改造計画をテーマにアイデアを発案し、当該アイデアについて2人単位⇒4人単位⇒8人単位でプレゼン合戦を行い、最後に、2名の最終勝者が全体発表を行った。参加者一同、アイデア出しのメソッドを体感し、満足度の高いグループワークとなった。

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