平成29年3月2日(木)・3日(金)に、「学生FDサミット2017春」を山口大学で開催しました。「学生FDサミット」とは、全国の大学から学生FD活動に取り組む学生・教員・職員が一堂に会し、各大学における活動や成果を発表し合い、大学教育における課題等を共有し、議論する場です。山口大学で開催される今回は、「Borderless Campus~学びのフィールドはどこにある?~」をテーマに、学びの多様性に焦点を当て、「発見し・はぐくみ・かたちにする」という活動を通して、その大学オリジナルな学生FDを考えることを目指した。山口大学 共通教育棟(吉田キャンパス)にて、参加者258名(学内39名(学生27名、教職員12名)、学外219(学生177名、教職員42名))を集めて行われました。
 1日目ははじめに、奥田 真也(経済学部4年生・学生FDサミット2017春 山口大学 実行委員会代表)より開会宣言が行われました。次に岡 正朗 学長より開会挨拶があった後、学生FDの第一人者である元立命館大学教授 木野 茂 氏より今回のサミットに関する期待が述べられました。その後、学生FD第一世代トーク「とどけ、熱き心!」と題し、学生FD第一世代として活躍し、現在大学の教職員である4名(平野 優貴:法政大学キャリアセンター職員、山下 貴弘:山口大学COC+事業推進本部コーディネーター、曽根 健吾:横浜国立大学高大接続・全学教育推進センター特任教員、高橋 和:名城大学学務センター職員)から、学生時代の学生FD活動を振り返りつつ、現在大学の教職員としての立場から現役学生への熱い思いが述べられました。
 午後は分科会セッション「山大 春の陣」と題して、下関市立大学の学生FD団体および岡山理科大学とり.OUSの学生の協力を得て、山口大学を含めた3大学の分科会が行われました。

     
 2日目はグループワークセッション「学生FDサミットのビジョンをデザインしよう!」と題して、前日の参加者それぞれの「学び」への考察をもとに、グループワークを行いながら、どんな学生FDサミットに参加したいのか、作り上げていくのか、そのビジョンをデザインするというワークが行われました。また午後は、プレゼンタイム「未来のとびらをノックしよう!」と題し、グループワークで考えたビジョンを発表するというワークが行われました。
 クロージングセッションでは、福田 隆眞 副学長より閉会の挨拶、林 透 大学教育機構 大学教育センター准教授より開催校からの挨拶、次期開催校である金沢星稜大学から挨拶が行われました。またその際、2日目に各グループが考えたビジョンをもとに、学生FDサミットのエンブレムを創るというサプライズ演出も行われました。エンブレムのデザインには、岡山県立大学PZLの学生に多大なる協力を頂きました。最後に、奥田 真也(経済学部4年生・山口大学 学生FDサミット2017春 実行委員会代表)から閉会宣言が述べられ、終了しました。