山口大学・大学教育再生加速プログラム(YU-AP)では、2018年度において、テーマⅠ・Ⅱ複合型幹事校である京都光華女子大学短期大学部と連携し、「チームAP」を盛り上げる各種企画に参画・貢献するとともに、本学の取組を積極的に成果発信してきた。 

 まず、910日(月)~11日(火)の2日間、広島県神石高原町・神石高原ホテルで開催された「チームAP合宿」では、チームAP合宿準備委員会に、大学教育機構大学教育センター 林 透 准教授が参画し、1日目の基調講演&学長対談「2020年以降の大学教育の行方」を企画するとともに、当日のファシリテーター役を務めた。この企画のねらいは、オリンピックイヤーである2020年が、AP事業にとって事業終了の年であるとともに、新学習指導要領が小学校から完全実施される新たな教育革新幕開けの年でもあることから、AP事業にとどまらずアグレッシブに教育改革を進める大学のトップリーダーが、今、何を考え、将来に向けて、何を見据えようとしているのかについて、「2020年以降の大学教育の行方」をテーマに、大学教育の将来像について語っていただくことが有意義であろうと考えた。登壇者として、文部科学省スーパーグローバル大学創成支援事業(SGU)や文部科学省大学教育再生加速プログラム(AP)などに採択され、教育改革を断行する金沢大学 山崎光悦 学長、芝浦工業大学 村上雅人学長を招へいできたことが大きな成果であった。このほか、2日目の分科会では、山口大学が世話役となって「ステークホルダー協働による大学教育のカタチ ~これからの大学教育、どのカードを使ってカタチにしていきますか?~」を企画し、宇都宮大学、関西国際大学、阿南工業高等専門学校、長崎短期大学のAP選定校に加え、地元の広島県立油木高等学校との連携により、ショートトークによる話題提供とゲーム方式のミニワークを繰り広げた。

 次に、1124日(土)には、テーマⅠ及びテーマⅠ・Ⅱ複合型共同開催シンポジウムにおいて、大学教育機構大学教育センター 林 透 准教授が「総合的な大学教育改革のためのエンジン~山口大学・大学教育再生加速プログラム(YU-AP)の使命~」と題して成果発表を行うとともに、後半のパネルディスカッションに登壇し、アクティブ・ラーニング推進を通した学修成果を発信していくことがテーマⅠ・Ⅱ複合型には強く求められていることを力説した。なお、同日には、「テーマⅠ・Ⅱ複合型」選定校意見交換会が開催された。

 今後も、山口大学・大学教育再生加速プログラム(YU-AP)では、AP選定校同士の交流を進め、意見交換や成果発信を積極的に取り組んで行きたい。

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