2019710日(水)に、第15回スチューデント・リーダー・プログラム(SLP)【ラーニングスキル開発】『タイムマネジメント入門講座 ~時間足りない...を生き延びろ!~』を開催し、学生・教職員 計20名が参加しました。今回も第1314SLP同様、授業の多い学生でも参加しやすいように、昼休みの時間帯を利用して開催しました。このプログラムは、ラーニングスキル開発のSLPの中でも新企画であり、YU-AP学生スタッフの体験談を共有する試みとして開かれたものです。本講座は、山口大学・大学教育再生加速プログラム(YU-AP)が進める正課外教育プログラムの一環として開催しています。

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 当日は、冒頭、山口大学 大学教育機構 大学教育センター 高林 友美 助教(特命)より、今回の講座の目的として、大学生に求められるコンピテンシーの一つとも言えるタイムマネジメントについて基礎知識を習得するだけでなく、身近な先輩の体験談を聞きながら、今後の忙しさを乗り越えるための自信を身に着けてほしいという趣旨説明が行われました。引き続き、タイムマネジメントについて「ハイライト・レーザー・リフレクト」の3点に絞って具体的な方法のミニ講義が行われた後は、理学部2年生 山口 由貴さんより、1~5コマまで授業の日もある中で、バスケ部の活動と2つのアルバイトの掛け持ちをしていた1年生当時の体験から「自分の優先順位をよく考えて、じっくりと悩みながら様々な挑戦をしてほしい」というメッセージが送られました。また、理学部3年生 大亀 洋輔さんからは、再提出も含めた膨大なレポート課題をやり遂げた経験を踏まえつつ「自分でやったことを見返してみると、実は友人などに話を聞けば早かったことも多い。1年生だからこそ、人に頼ることも選択肢に入れてほしい」として、自分を振り返りながら時間を管理していく必要性が語られました。

 講座の最後には、ミニ講義と体験談を踏まえて自分でもタイムマネジメントをするために、参加学生全員がワークシートを用いながらスケジュールと予定ハイライトを作ってみました。また、作ったものを元にしながら隣席の学生同士で時間管理の難しさなどを話し合い、自分の課題となるポイントなどを確認してもらいました。1年生の参加が主でしたが、一部3年生では就活の予定なども含めて、実際の予定管理に学んだことを早速活かす様子も伺えました。アンケートでは「とても参考になりました。」「スケジュールの工夫のやり方がよく分かりました」と言った声が返ってきており、能動的な学びと実際の体験談を通して、忙しい中でも様々なことにチャレンジするためのきっかけになったことと思います。参加した学生の皆さんの今後の活躍を期待します。

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